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園長だより H30年2月【園長だより】

 

遅くなってしまいましたが園長だより2月号を掲載いたします。

 

年頭に寄せて

とした空気と澄んだ青空、そして雪。まさに冬本番の中で羽根つきやこま回し等のお正月遊びと凧あげやおもちつきの冬の行事を楽しみながら過ごしてきました。3学期を迎えて早1ヶ月、大変遅い年頭のご挨拶になりましたが、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

子どもたちにも保育者にもとても短く感じられる学期ですが、信頼し合える仲間とゆったりとした雰囲気の中で生活し、自分の好きなことや興味のある事柄にじっくりと取り組んでいける学期です。友だちとの関わりを深め、刺激を受け合いながら進学や進級に向けての期待感とともにひとりひとりが新しい目標を持ち過ごしていけるよう応援してまいります。

 

戸幼稚園は今年創立70周年を迎えます。終戦4年後に開園した坂戸幼稚園には何物にも代えがたい宝物があります。それは創立者浅見友治の考案で残されていった昭和26年(第3期卒業生)からの「卒業記念画」です。

 

今年3月にご卒業される年長組の子どもたちを含む6,558名ものご卒業生が園に残してくれた貴重な絵画の展示を70周年を機に、3度目の絵画展として行いたいと思います。

 

先日絵画を預けている倉庫の引越しがあり、絵画の状態を確認するために、本当に久しぶりに実物の絵に触れました。日頃、写真やビデオ等の加工やデジタル化された物の中で生活しているためか、実物が醸し出すものに息を飲みました。

 

様々な時代に描かれた一枚の絵には、クレヨンや紙質の違い、描かれている内容や風景(例えばアポロ11号の月面着陸のあった年には多くの子どもたちがその様子を描いています)の違い、描く絵の線や色の塗り方も含めた「絵を描く」ことへの想いの違い等、様々なものが現れています。

 

それは単に「時代」という言葉だけで括ってはならない「同じ六歳の子ども」と「幼児教育者であること」を私自身に突きつけるものでもありました。時間をかけて残してくれた一枚一枚の絵と丁寧に向き合いながら、坂戸幼稚園の70周年の歴史と共に生活させていただいた方々と、子どもたちの未来について真摯に「考える」一年にしていこうと思いました。

 

来年度に行われる創立70周年記念絵画展をどうぞ皆様も楽しみにお待ち下さい。

 

昔のあそび

稚園の先生という仕事はありがたいもので、おそらくは他のどの職種よりも、一年や季節、季節の行事に触れながら生活をさせてもらえます。園庭で遊ぶ子どもたちの様子や光景を見ている時に、時折ふわりと思い浮かぶことも多いのですが、先日「卒業記念画」に触れたこともあり、私自身が入職した頃のことを考えていました。

 

三十数年の歳月の中で、意図せず消えていったものや失われてしまったもの、変わってきたものがあります。

 

例えば、当時よく歌われていた唱歌もそうですし、あそびの形もそうです。「この時期、あるいはこの学年の時にこんなことして遊んでたよね」と思い出し、最近あまり行われなくなった「あそび」が幾つかあることに気付きました。

 

「あぶくたった」「ムックリくまさん」「ガスボンベ」「ハンカチ落とし」「缶蹴り」などです。どれも大きくは鬼ごっこに括られる集団遊びです。そういえば…と以前読んだ本の中に書いてあったなと大慌てで探したところ、やはり興味深いことが書いてありました。以下、文章を抜粋したいと思います。

 

「気の毒な話ですが、今の子どもたちは、生まれてから育っていく過程でどんどん感受性が鈍感になるような環境に置かれています」

 

「人間としてバランスのよい身体感受性を育てるためには、いろいろな方法があります。子どもの遊びはその一つです。たとえば『ハンカチ落とし』という遊びがあります。(中略)それでも勘のよい子は、ハンカチが地面に落ちる前に、自分の後ろに「鬼」がハンカチを落としたことを察知します。いったいこの子は何を感知したのでしょう。それは「鬼」の心に浮かんだ「邪念」です。(中略)勘のよい子どもは、自分の後ろで

ハンカチを落とした瞬間の「鬼」の緊張がもたらすこの微弱な身体信号を敏感に感知することができます」

 

「『かくれんぼ』というのは、おそらく起源的には狩猟のための感覚訓練であったとぼくは思います。見えないところに、見つからないように隠れているものが発信する微弱な恐怖と期待の身体信号、(中略)『鬼ごっこ』にせよ『缶蹴り』にせよ、その種の遊びで子どもに要求されるのは、単に足が速いとか、高い所に上がれるというような単純な身体運用能力ではなく、それよりむしろ、「気配を察知する」総合的な身体感受性で

あっただろうと思います。しかし、そういう種類の身体信号を受信する能力を開発する身体感受性の訓練技法は、今の社会では組織的に失われてしまいました」

 

「(前略)トップアスリートは、単に反射神経がいいとか、筋肉や骨格の性能がよいだけではなく、『スキャンする』能力が高い。中村俊輔や中田英寿は、ほとんど『背中に目がある』ような身体感覚を持っていますし、イチローは相手のピッチャーの微妙な体の使い方から、ボールがどこでリリースされるか、どういう回転をして、どのゾーンに来るかを瞬間的に判断して、そこに向かってバットコントロールしていますし、(中

略)すぐれたアスリートは『起きた出来事』に反応しているのではなく、『起きる気配』にすでに反応して、コンマ何秒の間にそういう微調整ができるように身体を訓練しているのです」

 

みながら「ふうん」と幾つも思い当たる節があることを意識します。昔のあそびの中には「教育効果」といったものでは語れない、人の育ちにおいて大切なものが隠されているのだなと感じます。子どものあそびがいかに大切か、あそびを守り育てることがいかに大切かを考えています。

 

園長 浅見 美智子

 

園長だより | 09:53 | comments(0)
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サッカーパパは、埼玉県坂戸市の坂戸幼稚園の事務長さんです。こどもたちとサッカーをするのが大好きなので、皆から「サッカーパパ」とか「サッカー先生」とか「ひげ先生」と呼ばれています。
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