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園長だより H30年8月

 

園長だよりを楽しみにされていた皆様、アップが滞ってしまい大変ごめんなさい(失念していました…)。H30年8月号から順次アップしてまいりますので、どうぞご一読下さい。園長だより、園長が何を語るかで、その幼稚園の保育が、教育が分かります。坂戸幼稚園を知っていただきたく掲載しています園長だよりです。

 

楽しい1学期をありがとうございました

 

月から始まった一学期も早いもので本日で終了となります。先生と、友だちと、遊具と、土と水と、たくさん遊びましたね。保護者様もきっと、ほんの三ヶ月あまりの日々の中でも、大きくのびやかに成長された姿をお感じになっていることと思います。

 

初めてだらけのドキドキでいっぱいにスタートした年少組の一学期。毎日の繰り返しの中で、生活のリズムや見通しが持てるようになり、少しずつ集団の中で自分が安心する居場所を作っていってくれました。また、自分ことで精一杯だった子どもたちが、好きな人、好きな遊び、やりたいことを見つけて、自分らしく気持ちを表現しながら、“かかわり”の幅を広げてくれています。

 

つい3月までは、自分たちが一番“小さい組”だった年中組の子どもたちは、新しいクラスメイトと出会い、「あの子と遊んでみたいな」「あの子好きだな」と思いを広げたり、年少組のお友だちに、お兄さんお姉さんぶりを発揮して、譲ったり、手助けをしてくれたりとさり気ないやさしさを沢山見せ、思いやりの心を育んでくれています。

 

そして、年長組の子どもたちは幼稚園の中で一番のお兄さんお姉さんという自覚を自分自身の中で少しずつ育てていきながら、様々な学年やクラスの活動を通して、「自分と他者との違い」に気付き、「友だちに認められたり受け入れてもらう喜び」を感じてきました。そうした中で、時には葛藤を味わいながらも「自分の可能性に挑戦する気持ち」を日々育んでいます。

 

休みは、大好きなご家族様の側で、普段の生活では味わえない、様々な経験をされることでしょうね。お買い物に行ったり、お留守番をしたり、一緒にご飯を作ったり、洗濯物を干したりと、そんな些細に思える出来事も子どもたちには新鮮な体験になることでしょうね。

 

今学期のご支援とご協力に深く感謝申し上げます。健康で安全な楽しい夏休みをお過ごし下さい。

 

便利さの弊害?

 

うずいぶんと以前に、「便利さで失うもの」というタイトルで、子どもたちを取り巻く生活様式の変化により、子どもたちが「変わってきた様子」や「出来なくなってきた事」について記しました。今回はそれから10年近くが経ち、今や「弊害」と感じざるを得ない出来事について書きたいと思います。

 

とつ目の出来事。先日、西入間地区開催の観劇会で、坂戸市文化会館に行きました。一部と二部の間に休憩時間が設けられ、何となく席を立ちたい子を含めて、毎年多くの子がトイレに向かいます。用を足し、さて手を洗うという場面になって「あれ?」は起こります。

 

手洗い場には水を出すための栓が付いているのですが…何人もの子が、水が出る蛇口に手をかざしたまま待っています。じーっと。もちろん坂戸幼稚園の子どもたちも、それに該当します。「幼稚園の水道」は自動で出るものではないのに何故?と思いますが、多くの公共施設やショッピングセンター等がそうである為に、「きっとここもそう」と子どもたちが思っていることに気付きます。「お水は待っていても出てこないよ。蛇口をひねらなくてはね」と伝えます。

 

たつ目の出来事。この数年、幼稚園のトイレが詰まり、使えなくなるということがやけに増えてきました。もちろんその都度対処し、改善されない時には専門のお取引先様を呼び、調べ、直してもらっています。そこで解ったことに「あれ?」が生じます。

 

時には便器を外してまで調べるのですが、汚水の流れをたどるうちに、その詰まりが「汚水管を流れる水の不足」にあることが分かります。つまり…流さないのですね。小学校との就学児の連絡会の折にも「最近は自宅が自動洗浄になっているせいか、使用後に水を流さない子が増えているのです」とお話がありました。他にも、「流す」ということを親が先んじてしてしまっているケースも考えられますね。幼稚園では特に年少さんに対して、使用の度に「オシッコ、バイバーイ」や「お水を流せてエラカッタネ」を繰り返し伝え、習慣になるようにしています。

 

っつ目の出来事…というよりは状況です。入園児にオムツ離れが出来ていない子、6月まで(プールが始まる時期)に排泄の自立が出来ない子、年長時のお泊り保育での夜間のオムツ使用の子が年々増えています。いえ、むしろ急増という言葉を使ってもよいのかな…という位に感じています。該当される保護者様には少々お耳に痛い文章になるかとは思いますが、私は常に子どもたちを生き物としての3歳の子、4歳の子、5歳の子、6歳の子として見る目を保つようにしています。そうしたことで「以前の○歳の子には出来たことが、今の子には出来ないのは何故だろう?」という問いが生まれます。

 

そうしたことを考える中で、やはり「環境」という言葉が大きなキーワードになりそうです。私が長女を出産した後、大学で学んだこと(排泄の自立を促すためには、本児に不快感を味合わせなくてはならない)の影響もあり、自宅でも保育室でも布オムツを使用していました。当然手間はかかります。次女の出産の折、知人から紙オムツを頂いた時には「何て便利なのだろう」と思ったことを思い出します。

 

たぶん現在の紙オムツはそれ以上に高機能で快適なものになっていることでしょうね。コマーシャルを見ているとよく分かります。それ以外にも、環境を作る、与える側としての大人の対応に起因するものもあるのかな?と感じることが増えました。子ども自身が「困った」「恥ずかしい」「何とかしなくちゃ」と思うことや、自分が大好きなお父さん、お母さんが「困っている」「大変そうだ」と感じる経験は、当事者の子どもにとり、やはり不快な体験となります。しかし、オムツに限らず、一時の不快あるいは困った体験が子どもたちの伸びる(困難を乗り越える)大きなきっかけと原動力になることを私は多く見てきました。

 

として、生き物として、○歳の子には○歳の子どもの持ちうる力を持って生活して欲しい(させてあげたい)と願います。また、昨今の自然災害を含めた様々な日常(豊かな毎日)とは異なる状況においても、逞しく生き延びる力を備えて育って欲しいと強く願います。

 

豊かで便利な生活の中で、私たちは様々なものを逆に失ってきたことは確かです。その力やスキルを取り戻す為には、「あえて○○する」といった大人の意識的な働きかけが必要な時代になりました。

 

園長 浅見 美智子

園長だより | 10:30 | comments(0)
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