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園長・理事長だより H30年11月

 

素敵な運動会をありがとうございました

月行われた第70回秋のさわやか運動会には、平日開催にもかかわらず、ご理解とご協力のもと保護者様並びにご祖父母様にご参観いただき、沢山のご声援と拍手をいただきましたこと心より御礼申し上げます。また、開催後にいただきました「喜びのお声」にも、沢山の励ましや喜びの言葉、ご意見やご提案をいただき重ねて感謝申し上げます。

 

毎年の運動会においては、子どもたちに与えたい(より成長の為にふさわしいと思われる)生活を中心に据え、日程や会場の選定に心を悩ませています。皆様からのご意見やご提案すべてに対してお応えすることは難しいと思いますが、検討を十分に行い来年の運動会に向けて探ってまいりたいと考えています。

 

動会が延期になった翌週の月曜日、私は子どもたちの体調や心の様子を注視しつつ、園庭の雰囲気や一人ひとりの子どもたちの姿を見ていました。まだ夏の名残のある9月から約一ヶ月半をかけてゆっくり時間をかけて創っていく坂戸幼稚園の運動会ではありますが、大人が思っている以上に子どもたちは日々体と心を使い、成長の分だけ疲れてもいます。本当に頑張ってきたのです。

 

一日を過ごしながら感じました。「いい運動会になる」と。それは一見すると運動会後のような雰囲気に包まれていたからです。運動会への活動の視野や受け止め方の広がりと余裕を肌で感じていました。

 

年中組の子どもたちが園庭いっぱいに広がり、楽しそうにリズムを踊り始めると、それこそワラワラと表現してもよさそうに、年少組の子どもたちが教室から飛び出してきて、テラスに座って手拍子をしたり、先生に作ってもらったのでしょうね、紙を丸めたステッキに紙テープを付けた手具を持って一緒に踊っています。その何と上手なこと!どれだけ長い時間「見て」「感じて」きたのかがわかります。

 

年長組の鼓笛や組体操の活動が始まると、近くで遊んでいた子やテラスを通りかかった子が動きを止めて見入っています。そして時に息をのむように、時に「がんばれー」と声を上げて、自分もその活動の中にいるように気持ちを寄せています。

 

動会当日までの日々の中で、もとろん各学年の担任は子どもたちを誘(いざな)います。「わあ、年長さんってやっぱりすごいね」「みんなも来年はこれをするんだよ」「年少さんがリズムを踊るから応援しようか」といった言葉で。けれどもそれはあくまでも導きやきっかけ作りでしかありません。子どもたち一人ひとりは自分自身で時間をかけて心を育てていきます。

 

子どもたちは「いつか僕も、私も」という未来への憧れとともに育っていきます。

園長 浅見 美智子

 

乳幼児期の早期教育

し前の新聞記事ですが、このことについて保護者様はどのように感じられるか、一度書いてみたいと思いキーボードを叩いています。それは『「乳幼児期の「早期教育」への警鐘』という記事です。

 

記事によりますと、発達心理学者の内田伸子さんは、その著書の中で、乳幼児期の早期教育に対して様々な視点で問題を提起していて、それはこの年頃の暗記学習や訓練型の学習について問題を指摘していると書いてあります。

 

の問題の第一は、子どもを指示待ちにさせるということです。ある実験の例を挙げ、幼児期に訓練を受けた子と受けない子を比べると、受けた子はその時には成績が上がるが、その後は受けなかった子と同じ成績になってしまうばかりでなく、思春期になると指示待ちになってしまう傾向があることを説明しています。

 

第二は、子どもが勉強への興味を失うことです。幼児期にある方式で漢字の学習をした子が、小学校2年生の段階では国語の成績がむしろ低かったという追跡調査を挙げ、先取り学習は勉強への興味を失う可能性があると述べています。

 

第三は、問題解決力が身に付かないことです。ある問いに対して、塾で教えられたことや覚えたことを手際よく答えた子と、自分なりの体験やイメージを結び付けながら試行錯誤して答えた子を比べると、前者は問題解決型の問題の成績が低かったという研究を紹介しています。

 

そして記事には、氾濫するネット社会の情報の中には、「脳科学」というキーワードを入れ、多くが早期からの能力開発の重要性を訴え、親にとっては自分次第で我が子の才能の芽が育てられるかどうかが変わってしまうような焦りを生じさせていると続けています。

 

も同感です。第二については直感的にでもそう思いますし、園長がお伝えしている「これからの期待を残すこと」「学びへの余地を残し学習への動機に繋げてあげること」が幼稚園を卒業後の学習に対する姿勢に大きく影響すると感じます。第三については入園前の幼稚園説明会で園長が毎回お話している知識型問題解決と応用型問題解決の正答率の違いについてからも明らかです。

 

もちろん、必ずしも幼児全員が内田氏の言うようになるとは思っていません。子どもは大好きなお父様やお母様が勧めれば「やりたい」と思うでしょうし、始めれば子どもなりに知識や技能が増し、有能感を高め「楽しい」と答えることでしょう。けれども、私たち幼児期の子どもを取り巻く大人は、こうした特別な暗記型学習や訓練型学習がはらむ問題をしっかりと知っておくこと、幼児期に大事な育ちは非認知的能力と言われる人として生きていくための力であることを理解しておくことが大切です。

 

そして何よりも子どもがそのことに取り組んでいくために必要な「好き」かどうかを見極めていくことだと思います。一つのことを続けるということは、それ自体が才能と言う人もいますが、「好き」でないのなら時には「退くもあり」「また戻ってくればよし」と親が焦らずに構えることだとも思うのですが、皆さんはどう思われますか。

さっかーせんせい 浅見 斉

※日本教育新聞 平成30年4月23日 続保護者に響く保育の金言 大豆生田啓友 玉川大学教授

園長だより | 13:14 | comments(0)
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サッカーパパは、埼玉県坂戸市の坂戸幼稚園の事務長さんです。こどもたちとサッカーをするのが大好きなので、皆から「サッカーパパ」とか「サッカー先生」とか「ひげ先生」と呼ばれています。
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