ある投稿記事から【サッカーパパ日記】
大阪のテーマパークで、長い行列に並ばずに、横から入って数分程度で人気のアトラクションに乗れる“エクスプレスパス”というチケットを、多少値は張るが、あの待ち時間を考えるとお買い得な感じがして購入した。しかし、一般の客がつくる行列を横目にしながら、すっと進入する仕組みには配慮のなさを感じ、いささか後ろめたい気持ちになった。すると、自分たちの後ろで小学生連れの親子がこんな会話をしていた。「お母さん、このエクスプレスパスは優れものだね」「そうでしょう。高かったんだもの」「お母さん、やっぱり世の中お金だね」こう笑い合っていた。(後略)
投稿された方は、何気ない親子の会話でもあり、人それぞれ価値観の違いはあるものの、「すべてお金」で片付けてよいものかという気持ちになり、パスチケットを購入して楽しんだ自分自身ではあるが何か釈然としない思いが残った、と結んでいます。
同感です。お金を大切にするということは誰しも考えを同じくすることと思いますし、お父様方のお勤め先である会社も、市民の病気や怪我を治してくれる病院も、私の勤めるこの幼稚園も、資金がなければ経営や運営ができないのも事実であります。皆様も私も、家庭生活を送る上ではお金がなければ日常の買い物もできません。
しかしながら、上記の親子のように「お金がすべてである」という我が子であれば、「それは違う」と断固言える父親に、私はなりたいと強く思います。
坂戸幼稚園の公式ブログではありますが、ブログなので自分の思いをしたためてみました。投稿者が述べているとおり人の価値観がそれぞれであることは十分に分かっているつもりです。もし、ご意見、ご感想などがあれば直接私までお届けいただければ幸甚です。
飛んだぜっ
今回は園長先生の絵本タイムの後、紙ヒコーキを折って、飛ばして遊びました。作ったのは3種類、キャリバー、ファルコン、スカイドラゴン(ご参加された方、復習でーす)。
紙ヒコーキだってかっこいい名前を付けてあげれば子どもたちだって「作りたーいっ」の気持ちはもっとふくらむでしょ。キャリバーは正真正銘いかヒコーキなんですけど、“いか”と“キャリバー”じゃあそりゃあやっぱりキャリバーでしょう。特に男の子は、と思うのです。
さあ、保護者様にも手伝っていただき園庭のあちらこちらで紙ヒコーキがテイクオフ!風にも乗ってけっこう飛びましたよね。
ものの本によると、紙ヒコーキだって翼(羽?)を持って飛ぶものですから、ちゃーんとヒコーキによって翼の角度やそり具合を見てあげないと飛ばないそうなんです。
けれども、今日の様子を見ていると、大人がきっちり折り目をつけて「さあ、どうだ」と自信満々に作ったものよりも、子どもたちがせっせと、すかすかっと作ったヒコーキの方がなんだかけっこう飛んじゃったりして・・・。
紙ヒコーキだって遊びだっ。だから遊びはおもしろいんだっ、と自分を納得させるサッカー先生なのでした。3つ作った紙ヒコーキを3段重ねにしていっぺんに飛ばす、子どものアイデアは本当にすてきだなぁ。これもよく飛んでいました。
飛ばし方にもコツがあるんです。子どもたちは何回も飛ばしているうちに覚えちゃうんだなぁ。
あるお父さんが写してくれました。「たまにはサッカーパパ本人も登場しなくちゃ」ありがとうございます。3段重ねのしゅんちゃんです。
他人事ではないのです
報道などでご存知のとおり坂戸のコンビニエンスストアーで強盗刺傷事件が起きてしまいました。他人事ではないことをあらためて感じてしまいました。
坂戸幼稚園では近隣市の不審者情報を警察などから逐次ファックスでいただいています。その情報を保護者様に一斉メール配信していますが、ここのところ本当に増えているのを実感します。
そうした中、2/20に園児防犯講習会を行いました。今年も埼玉県警札防犯指導班ひまわりの婦警さんにお越しいただき子どもたちにお話をしていただきました。
“3つの約束”みなさん覚えていますか?昨年の同じ時期のサッカーパパ日記でも書きましたよ。ひとつ、一人では遊ばない。ふたつ、知らない人にはついていかない。みっつ、大きな声で「助けて」とさけぶ。思い出していただけましたか?
こんな世の中になってしまったのは本当に悲しい。地域意識の希薄化と言われる昨今、本当にさびしい。でも、地域の人たちが今より一歩でも半歩でも周りの子どもたちを気にかけて、声をかけてあげられるようになれば、ずいぶん変わるんじゃないかなと、今年もひまわりの婦警さんのお話を聞きながら思いました。
婦警さんとのロールプレイング。婦警さんと分かっていても怖いのです。
人形を使っての劇だけど、自分に置き換え真剣です。
坂戸幼稚園では、不審者が侵入した時に、その行動を抑制させるネットランチャーという防犯具を備えています。ちょうど保障期間が切れ、新しいものと入れ替えたので試し打ちを先生でしました。ネットが飛び出ているのが分かりますか?
春風のように爽やかに・・・大宮アルディージャがやってきた!
きょうの年長組さんは朝からそわそわ、うきうき。それもそのはず今日は大宮アルディージャがやってくるんだもん。
2月12日(木)かねてよりお知らせしていました坂幼60周年を記念してJ1大宮アルディージャキャラバンにお越しいただきました。
アルディージャカラーの鮮やかなオレンジトラックが幼稚園に入ってくると、待ちきれない子どもたちがいてもたってもいられず近づいていきます。トラックから降りてきた初対面コーチに早速触れ合う(←きれい過ぎだな。どちらかと言うと「ちょっかいを出す」あるいは「まとわりつく」が正解)術を発揮するのはさすが坂幼っ子。サッカー先生はちょっと苦笑い(^^;)なのでしたぁ〜。
さあ、始まった子どもたちとのキャラバンコーチとの時間。今回は3クラス時間をずらして別々に行っていただきました・・・3クラス連続、大変だったことと思います。ありがとうございました・・・。おにごっこ、ボールフィーリング、サッカー遊びのドリブル、シュート、男の子同士の試合、女の子同士の試合、そしてコーチとみんなとの試合。
どのクラスの、どの子も「嬉々として」という言葉がぴったりなほどコーチと一緒に楽しくボールを追いかけていました。
特に女の子!サッカー好きなんじゃん!!上手なんじゃーん!!!とびっくりするほど男の子に負けないくらい“笑”“走”“蹴”で楽しんでいましたよ!
そこで子どもたちの様子を少しご紹介いたします。在園の皆様にはのびのびつうしんでたっぷりと。なので今しばらくお待ち下さい。※各クラスの集合写真は60周年サイトに載せてありますっ。そちらもどうぞご覧下さいね。
最後に今回特別のご配慮をいただき実現していただいた大宮アルディージャの皆様、本当にありがとうございました。今シーズンのチームおよび選手皆様のご活躍とJ1優勝!を、園児みんな、先生みんなで心よりお祈り申し上げています。ガンバレッ、大宮アルディージャっ!
元Jリーガー平岡靖成コーチ(右)と、なんと坂戸在住西野幸一コーチ。お二人からは「ひらコーチ、にしコーチでも、ひらちゃん、にしちゃんでも、どっちでもいいからね」というお言葉をいただきました。坂幼っ子はもちろん・・・ひらちゃん、にしちゃん、なのでしたぁ。子どもたちにサッカーの楽しさ、体を動かす楽しさを、ひと足早い春風のように爽やかに届けていただいたお二人、本当にありがとうございました。
疾風のごとく駆け抜けていくひらちゃんに男の子必死っ。
にしちゃんのボールさばきに「おぉー」。
女の子もほらっ。サッカーは楽しいのです。ひらちゃん、にしちゃんとボールを追いかけた今日は、子どもたちも、担任の先生も、私も、間違いなく楽しかったぁっ!
【おまけ:アルディージャトラックの前で】Aくん「サッカーせんせぇ、ちょっとちょっとこっち来て・・・」私「なーに?」Aくん「あのさぁ・・・サッカー選手みんなさぁ、あの中にいるの?」
あなたがいてくれるから・・・
2月8日、学芸会が終わりました。今も思い出すと、当日目の前で表現した子どもたちの鼓動がよみがえり、胸が震えます。
私は最初から涙が止まりませんでした。笑顔も止まりませんでした。入園当初あんなに泣いていたあの子が声をかぎりに歌ってる、先生から離れられなかったあの子が友だちとの舞台に立っている、すいれんさんの劇にいつも憧れていたあの子がその時を迎えている・・・嬉しくて、可愛くて、愛しくて。
「成長」とひと言では言えないプロセス。子どもたち一人一人がそれぞれに、あるいは子どもたちと先生とが、入園や進級から毎日重ねてきたひとつひとつ、行きつ戻りつ、時にともに笑い、時にともに喜び、時にともに悲しみ、時にともに楽しみ、ご家庭で支え見守っていただき、そうして少しずつ一歩一歩あゆんできた子どもたち一人一人、クラスだからこそ有り得るあの瞬間だったのだろうと思います。
どの学年の、どのクラスの先生も言います。一人でもいなかったら〇〇(プログラム名)じゃない、と。みんなで創りあげるみんなの学芸会。
社会の中で「あなたがいてくれるから」と思われる喜びほど自分を前へ歩ませてくれるものはないのではないでしょうか。学芸会をクラスで、学年で、みんなで創りあげていく素晴らしさを、「あなたがいてくれるから」という喜びを、みんな体いっぱいためこんでほしいな。
最後にご参観いただいた保護者様、ご家族皆様、客席の皆様、学芸会ご担当保護者様、当日は本当にありがとうございました。学芸会は教職員ほとんどが舞台に関わってしまいますので客席などで至らぬ点も多々あったことと思います。些細なことでも結構ですので、ご意見、ご提案などございましたら何なりと幼稚園までお寄せ下さい。
※60周年大合唱もありがとうございました。60周年サイトで触れてございますので、どうぞそちらもご覧下さい。私サッカー先生のちょっと笑える裏話ありです。
舞台裏で出番を待つ子どもたちの表情は本当に様々です。待ちきれなくて今にも飛び出していってしまいそうな子、まかせなさいっとばかりに自信満々の子、いよいよ私たちの番と緊張をかくせない子、すーっと落ち着いている子・・・どの子も学芸会を楽しみにしてきました。
ライトが明るくなり、曲がかかるその瞬間を待つ子どもたち。自分たちしか踊れないリズムをみんなで楽しく!始まってしまえばLET'S GO!いいことあるさ!
みんなでやってきたことを楽しく踊って!ここにいるからね、みんなを待っているからね。
客席からご覧になられたお子様の姿はきっと皆様のビデオやカメラに収められていることと思います。舞台の袖や楽屋での表情はのびのびつうしんでお伝えしてまいります(今回販売いたしますDVDにも舞台裏の子どもたちの表情が入りますよ)。その後パパ日記に載せてまいります。お楽しみに!