園長だよりアーカイブ【H18年4月】
【進級おめでとうございます】
年長組、年中組の在園のお友だち、ご進級おめでとうございます。
ちょっぴり重くのしかかるような雲を吹き飛ばす勢いの
「おはようございまーす!」の声が嬉しかったです。
早速、新しいお部屋で、新しい先生に、新しいピカピカのバッチを付けていただくと
「いってきまーす!」と各々の遊びに飛び出していきました。
朝の清掃で集めた桜の花びらを見て
「きれいだねぇ、先生。」
「これ、お山にかけて桜の山を作ろうよ」
「うんうん、そうしよう」
と友だちと顔を見合わせて笑う子どもたち。
共に生活をしてきた時間が築いたやわらかく、あたたかな雰囲気に包まれていました。
「うん、この子たちなら大丈夫!新しい未来を友だちと一緒に築いていける」
と確かな思いを抱きました。
それでも、とてもとても緊張しているのでしょうね。
降園身支度の時間になり、ひと足遅れた子どもたちと
「ただいまっ」といつもの勢いでドアを開けると
そこに待っていたのは胸の鼓動が伝わってくるような静寂でした。
みんなすでに身支度を済ませてしっかり自分席に座っています。
思わず「あっれぇ、みんな静かねぇ。先生、誰か泣いているかなぁ・・と思って来てみたのに」
と言いますと
「ギャハハハ、泣かないよぉ」
「もう桜組じゃないもん」
「そうだよねぇ」と湧き起こる笑いの渦。緊張の糸がプツンと切れる音がしました。
一人一人が精一杯頑張る4月。揺れる思いをしっかり受け止め
お兄さん、お姉さんになろうとしている子どもたちの育ちを応援してまいります。
副園長(この当時まだ副園長でした) 浅見 美智子
2歳児プレ親子プログラム“双葉会”のご案内です。
坂戸幼稚園の2歳児プレ親子プログラム双葉会のご案内です。
ゴールデンウィーク開けからいよいよスタートです!
たくさんのお子様のご参加、ご入会をお待ちしています!!
園長だより H29年4月
今年度より園長だよりをさっかーぱぱ日記に掲載することにいたしました。毎月一回、在園児のご家庭に配布している坂戸幼稚園の冊子「のびのびつうしん」に載せているものを転載してまいります。
園長だよりは、その幼稚園の子どもたちに向けるまなざしそのもの、子どもたちへの育ちの願いそのものです。言わば坂戸幼稚園の「幼児教育と保育の心」が詰まっています。その中には、子どもを育てるうえで考えていただきたい大切なことがちりばめられています。
このさっかーぱぱ日記をお読みいただいた子育て世代のお父様、お母様に、私たち坂戸幼稚園の「姿勢」と「心」が少しでも届けばいいな、 ちょっとでも感じて、知っていただければいいなと思います。
時にはアーカイブとしてこれまで書き綴ってきた園長だよりを載せることもあるでしょう。それも楽しみにしていて下さい。それではまず今年度4月号の園長だよりからスタートです。
【ご入園おめでとうございます】
桜の花々に包まれながら新しい春がやってきました。本日入園された80名の新しい仲間をお迎えして、平成29年度が本格的にスタートしました。
一人ひとりの愛らしくあどけない仕草や表情の上に、育ちゆく未来の姿を重ねながら、地に足を着けて、ゆっくりと、子どもらしく、豊かにご成長して欲しいと願いました。
沢山の友だち、沢山の出来事、沢山の楽しさを見つけて下さいね。いっぱい泣いて、いっぱい遊んで、自分らしく大きくなって下さいね。
大好きな保護者様のお隣りで、期待に胸を膨らませているお子様は、明日からは一人で“はじめの一歩”を踏み出していきます。
「ママがいない!」「お家に帰る!」と涙がいっぱい出てしまうかもしれません。「幼稚園行かない!」「キライ!」と大暴れしてしまうかもしれません。けれども、そうした姿のひとつずつが、親子の絆の証であり、お子様が懸命に大きくなろうとしている大切な一歩です。
園生活に慣れるまでの時間も、慣れる仕方も一人ひとり違います。どうぞ他者と比べることなく、あせらずに、お子様の歩みを見守り、応援してあげて下さい。私たち教職員は、お子様の思いのひとつずつを大切に、全身で受け止めてまいります。一日も早く、お子様に「早く幼稚園に行きたい!」と言ってもらえるように精一杯お手伝いさせていただきます。
どうぞお子様と同じくらい揺れてしまいそうな思いをぐっとこらえて、涙を見せずにお子様を送り出してあげて下さいね。ご家庭と園で手をたずさえて、お子様の幸せで豊かな一年を築いてまいりましょう。本年度一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
【ご進級おめでとうございます】
始業式前の週末の雨風が、園庭にお池のような桃色の吹きだまりを作ってくれました。
これから一年間、自分の使うお道具の入った大きく重たいお荷物を「ヨイショ、ヨイショ」と自分で運びながら登園してきた子どもたち、そっとそのやわらかなお池に足を踏み入れていました。
「あっ!」「わぁ!」とため息のような可愛い歓声がこぼれます。「早くお部屋に行こう」と遊びたくてウズウズしている気持ちが伝わってきます。在園児さんの素敵な一年のスタートです。
身支度を終えて部屋から飛び出した子どもたちは、お友だちと誘い合うようにして園庭に駆けだしていきました。そっと拾った桜の花びらを「きれいね」と眺めてみたり、ジャングルジムの一番上に登って桜の枝に触れようと手を伸ばしてみたり、桜吹雪を盛大に上げて、その中でクルクルと身を踊らせながら「ありの〜ままに〜♪」と歌っていたり、一人ひとりが桜と遊び、とっておきの時間を楽しんでいました。
年中組のHちゃんが、砂場のカップに拾い集めた沢山の花びらを詰めて「園長先生、見て!ほら、てんこ盛り!」と話しかけてきました。その横で遊んでいた子が「えっ、てんこ盛り?」と聞き慣れない言葉に首をかしげています。
「わぁ、Hちゃん、素敵な大人の言葉を知っているのね。てんこ盛りっていっぱいのことを言うのよ」と伝えると、「ふうん」でもなく、また遊びに戻っていきました。
こうした何気ない出来事が園生活には「てんこ盛り」です。子どもたちがピピッと感性や知性を動かす瞬間に私たちは沢山出会います。整然と椅子に座り、同じ課題を行う以上に、遊びの中で偶然のようにして出会う知的な体験は深く心に刻まれます。
そうした子どもたちの気付きや知的な成長のきっかけを拾い上げるには、側で生活する大人の感性がとても大切なのだと私たちは知っています。今年度の一年も、子どもたちとともに心を動かし、共に生活を築きながら、真の学びを探求していきたいと思っています。今年度もご支援をよろしくお願いいたします。
園長 浅見 美智子
園庭開放SKP1学期日程【坂幼ニュース】
園庭開放SKPの平成29年度1学期日程です。
いつでもお届けいたしますのでお気軽に幼稚園までお問い合わせ下さい。
4月22日(土)からです。皆さん遊びに来てくださいね。
お待ちしています!!